カルテットで出会ったモノ<育児の現場から>

今回は、木のおもちゃ・絵本の『カルテット』で出会ったおもちゃについて紹介します。


カラームカデ(ユシラ社 フィンランド

このカラームカデは、ひもを引くとくねくねとユーモラスな動きを見せてくれます。
足が球ではなく扁平で丸みのある円形をしていて、左右の足がまるで歩いているかの様に交互に違った動きをします。

球形や円柱形の車輪が回転しても、円の中心を軸に回転するので動きが知覚しにくいですが、この足はダイナミックに左右で異なる動きをするので、こどもの注意を引き付けます。

使い始めは、はいはいを始める頃。
こどもの目の前で引いてあげると、後を追うようになります。
もちろん、歩き始めたら自分で引いて遊ぶこともできますね。


ジョイ(ワルター社 ドイツ)

ジョイは、肺の力を強くするために開発された乳幼児用の笛です。
先の円錐の頂部側を吹くと、底部は吸うと、音が鳴ります。

実際、音を鳴らしてみましたが、なかなか肺活量を必要とします。
息子が鳴らせる様になるのは少し先のことになりそうです。


ウォルドルフ人形(スウェーデンひつじの詩舎 日本)

ウォルドルフ人形はシュタイナー教育から生まれた抱き人形です。
その表情は、意図的にニュートラルに作られています。
ほとんど点と言っていいくらいに小さな目と口が、顔に刺繍されています。

これは、こどもが自分の感情を投影させて遊ぶことができるように考えられたデザインです。

知れば知るほど、深いおもちゃの世界。
これからも、こどもと一緒に楽しんでいきたいと思います。


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