トッポンチーノについて<モンテッソーリ教育・育児の現場から>

トッポンチーノとは、イタリア版のおくるみです。
かたちは小さなお布団のようなもので、頭を置く方にレースが施してあります。
モンテッソーリ教育において、新生児のための「環境」として考案されました。

産まれてすぐの新生児は、目もはっきりとは見えず、不安のなかにいます。
そのとき、安心を与えるのは、やはり母親です。
その母親や自分自身のにおいがトッポンチーノから感じられることで、新生児は自分の居場所を確認でき、心の安定を得ることができます。


生後一ヶ月半頃

ふにゃふにゃと柔らかくてまだ頼りない新生児と触れ合うのに慣れていない人も、トッポンチーノの綿の厚みやシーツの張りが、しっかりとした安定感を持たせることから、安心してお世話ができます。

使用する期間は首が座るまでというのが目安ですが、息子が夜も安心して眠れるようにと今でも愛用しています。


生後五ヶ月半頃

すこし、足がはみ出してしまっているので、もうそろそろ卒業ですね。

このトッポンチーノは、手づくりです。
中綿を包むカバーとシーツはダブルガーゼです。
洗い替え用にブロードでシーツをもう一つ用意しましたが、結果的にはブロードのシーツを重宝しました。
生地のしっかりとしたブロードの方が、あかちゃんを抱いたときの安定感が優っていたのです。

私がトッポンチーノの作成で参考にしたのは、クーヨンBOOKS6「モンテッソーリの子育て」です。
型紙は、名古屋でモンテッソーリ教育を実践している幼稚園で行なわれているプレグナントクラスで頂いたものをつかいました。


完成品のトッポンチーノはwebショップ「子どもの道具や」で手に入れることができます。
モンテッソーリ・セレクトにはトッポンチーノの他にゴビモビールなども扱っているようです。

あかちゃんにもおかあさんにもやさしいトッポンチーノ。
一度つかって頂ければその良さを実感してもらえる、おすすめの逸品です。


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