モンテッソーリ教育

ふじようちえん見学6<モンテッソーリ教育・「いろんなモノ・コトがない」>

ふじようちえんの設計は、「屋根の家」で知られる手塚貴晴+手塚由比夫婦です。 この建築家夫婦の作品はどれも開放的で、シンプルな形をし、自然を大々的に取り込む工夫があり、 建築がその自然を邪魔しないように素材の種類を最小限に抑えている、とても潔…

ふじようちえん見学5<モンテッソーリ教育・「開放性と安全性」の両立>

ふじようちえんといえば、その開放的な建築が印象的です。 中庭からも、外庭からも園舎の中にアクセスでき、中の様子もよく見えます。 一見、防犯面で不安があるようにも見えます。しかしながら、開放的な園舎は「人の目が行き届いている」という点で、防犯…

ふじようちえん見学4<モンテッソーリ教育・身体感覚を刺激して成長を促す>

ふじようちえんの屋外水栓は、とても特徴的です。地面からにょきっと立ち上がった水栓は蛇口の部分が自在に向きを帰られるフレキシブルホースになっています。 通常、出た水を受けるためのパンがあるのですが、ここにはありません。排水の処理は、地面に埋め…

ふじようちえん見学3<モンテッソーリ教育・「遊びと学び」のベストバランス>

ふじようちえんにはツリーハウスがあります。 ツリーハウスというと、木の上に作られた小屋がイメージされますが、ここにあるのは、大きな木が楕円形の建物の中庭にある、そんな「ツリーハウス」です。木には登りやすいようにロープが掛けられています。 ツ…

ふじようちえん見学2<モンテッソーリ教育・実物に触れる/自らを育む>

モンテッソーリ教育では、モノの名前や性質について知るとき、こどもたちは実物に触れることで学びます。 ふじようちえんでも、へちまや瓢箪それに筍が籠に盛られていました。こうした実物の野菜などを実際に手に取り、「筍は皮が幾重にも巻き重なっている。…

ふじようちえん見学1<モンテッソーリ教育と園長先生>

欧米ではよく知られているモンテッソーリ教育ですが、日本での認知度はそれ程ではありません。 私たちも、子育てをするようになって初めて、その存在を知りました。今回、私たちが見学会に参加した東京都立川市にある「ふじようちえん」は開園から40年モンテ…

手づくりケープのデザイン<モンテッソーリ教育・育児の現場から>

息子が産まれる前に、ベビーアイテムをいくつか手づくりしました。 そのひとつがこのケープです。型紙は手芸本から取りましたが、素材やデザインはオリジナルです。ポケットにぬいぐるみが仕舞えるようになっていて、無くならないようにリボンで繋げています…

トッポンチーノについて<モンテッソーリ教育・育児の現場から>

トッポンチーノとは、イタリア版のおくるみです。 かたちは小さなお布団のようなもので、頭を置く方にレースが施してあります。 モンテッソーリ教育において、新生児のための「環境」として考案されました。産まれてすぐの新生児は、目もはっきりとは見えず…

お正月のお節<モンテッソーリ教育・育児の現場から>

わが家のお正月は、手づくりのお節ではじまります。モンテッソーリ教育では、実生活の練習を通して、それぞれの仕事の手順や道具の使い方、身体の動かし方を学びます。 たとえば、窓拭きや衣服の着脱、料理などです。 「一人で出来る」という体験を重ねるこ…

ゴビモビール<モンテッソーリ教育・育児の現場から>

モンテッソーリ教育で用いられるモビールには、これまでに紹介したムナリ・モビールや正八面体モビールの他にゴビモビールやダンサーモビールがあります。 ゴビモビールは球形で同系色のグラデーションになっています。また、球体のぶら下がっている糸は濃い…

正八面体モビール<モンテッソーリ教育・育児の現場から>

モンテッソーリ教育で用いられるモビールの中でも、息子が最も興味を示したのは正八面対モビールでした。 正八面体はホノグラムの三原色でつくられています。 こどもはきらきらしたものや色彩のはっきりしたもの、左右対称のものを視覚的に捉え易いという特…

ムナリ・モビール<モンテッソーリ教育・育児の現場から>

生後9日目、息子が初めてふれたモンテッソーリ教育はムナリ・モビールでした。 イタリアの絵本作家、ブルーノ・ムナーリ氏によってデザインされた、モノトーンの幾何学図形とガラス玉で構成されるモビールです。 生後間もないこどもは、視力が弱く、焦点は…

Googleのホリデーロゴ <モンテッソーリ教育・育児の現場から>

少し前のことになりますが、Googleのホリデーロゴがイタリアの女性医学博士、マリア・モンテッソーリ生誕142周年を記念したデザインになっていました。 ちなみに、モンテッソーリ教育を受けた著名人にはGoogleの共同創始者サーゲイ・ブリンとラリー・ペイジ…